「ボードゲームリプレイ」カテゴリーアーカイブ

Cascadia③難易度:難しいに挑戦(後編)

11ターン目

前回の続き。

11ターン開始時点。ほかのプレイヤーの状況はチェックできるので、途中経過を計算しようと思えば計算できますが、いちいち計算するのが面倒なので省略(笑)。
そこまで悪い状況ではない気もする一方で、現状では点数にならない配置が多いので順位は下のほうではないかという気もします。

やっと熊を1ペア完成。

12ターン目

ここで生息地の最大サイズがどのくらいになっているかチェック。
草原は単独トップで森と山は1位タイ。一方で川と湿地は最下位。
今から追いつくのは難しいので、3種類の地形に絞って延ばしたほうが1位をキープできるかもしれません。

森を拡張しながら3匹目の鮭を放流。これでやっと鮭が点数としてカウントされるようになります。狐周辺のペア数も3になったので良い感じかと。

13ターン目

狐の大群が・・・。
場に3匹以上同種の動物がいる場合は過剰繁殖(Overpopulation)として、対象の動物を取り除いて引き直すことができます。

一番右のタイル+ヘラジカの組み合わせがいい気もしますが、松ぼっくりの数があと1個なので断念しました。

森を拡張しつつ、ヘラジカのリングが半分完成。

14~18ターン目

14ターン目。
地形の見た目は悪いものの、森を広げながらヘラジカの4匹目を配置。

15ターン目。熊を配置して、2ペア達成。

16ターン目。飛び地に熊を配置。まだ4回まわってくるので、3ペア目ができると判断。

17ターン目。ヘラジカを5匹置くことに成功。
生息地の最大サイズを確認したら単独トップだった草原が2位に転落。しかも3タイルと大差がついています。森と山は単独トップなので、これは守り抜かないと・・。
実は川については一か所つなげるとサイズが一気に6になることも重要だったりします。

18ターン目。鷹を配置。すでに置いていた鷹とで3種類の動物を挟んでいるので9点になります。
一方で序盤に別の鷹とのペアは解消になるので、実際の点数で見た場合には+5点になります。

19ターン目

生息地タイルを見ると、どれも現在トップをキープしている山と森が入っているので無駄にはならないのですが、問題は野生動物トークン。今欲しいのは熊か鷹なのですが、場に出ているのはそれ以外の3種。

松ぼっくりを使って、森&草原のタイルと鮭を取る選択もあったのですが、最終ターンを前に松ぼっくりを消費したくなかったので熊の予定地を確保する方向にしました。

最終ターン

熊が出ました。
熊を取って3ペア目を作る方向は間違いないとして、生息地タイルのどれを取るかが問題ですね・・。4番手であることを考えると、森を取ってつなげれば森と山の単独トップが確定します。

これでゲーム終了。あとは結果を見るだけ。

結果

見事勝利。
内訳をみると、最終ターン開始時点で87点近くになっていたようなので、良い流れで進められていたようです。

Cascadia②難易度:難しいに挑戦(前編)


スタートするまで

だいぶ慣れてきたのでAI難易度:難しいに挑戦することにしました。
AIプレイヤー×3、通常ルールでスタート。

今回の野生動物の得点カードはこのとおり。
この構成だと、ヘラジカのリングを完成させると中央は鷹しか置けない(点数にならない)ような・・・?

1ターン目

4つの生息地タイルから1つを選び、さらに対応する(すぐ下の)野生動物トークンを置いていくことになります。

草原(黄色い草原?)のみの生息地を隣接する形で置いて・・・

ヘラジカは森に置きました。草原の2か所に狐を置き、ヘラジカを右下にもう1匹つなげて置いて合計10点を狙う構想です。

ちなみに土地はプレイヤーごとに別ですが、生息地タイル&野生動物トークンはプレイヤーで共有しています。なので、欲しかったものが自分の番には取られてしまっていることもあります。

2ターン目

さっさと狐を置いてしまいます。

1つの地形のみのタイルに動物を置くと松ぼっくりが1つ手に入ります。野生動物のシャッフルや、生息地パネルと対応しない野生動物トークンを取りたい場合に使えます。ゲーム終了時には1点にもなります。

3~6ターン目

欲しいものが来ました。森のくまさんタイル。

ヘラジカの群れを山に沿わせながら半円くらい作る構想です。また、そうすることでヘラジカが壁の役割を果たして、森側と山側で熊を2ペア作る展開もありそうです。
鷹は湿地に置いて2つめの松ぼっくりを獲得しました。

4ターン目。これまた欲しい森+山タイルとヘラジカの組み合わせ。

5ターン目。鮭のルートを作りながら熊を配置。

6ターン目。狐を置いて10点確保。
順調な気もする一方でなかなか鮭を引けない。熊もあまり回ってこない模様。

7~10ターン目

現時点でおきたい動物がいない・・・
松ぼっくりを3つ持っているので、ここで1つ使って動物を再抽選。

失敗。仕方がないので・・・湿地を取ることにします。

最初の鷹から右下方向や左下方向に置く方法もあるのですが、地形の連結を考えて右側にしました。

さらに松ぼっくりをもう1つ使って、置いたところに鷹を置きます。
狐の周辺の動物が2ペアになったので点数的には悪くはないのではないかと。松ぼっくりも1つ回収。

8ターン目もちょうどいい組み合わせがなかったので生息地と野生動物を別のセットから選ぶことにしました。
これで熊を2匹置いたものの、ペアではないのでこのままだと0点です。それぞれのペアを置けなかったら大失敗だ💦

9ターン目。陸上でサーモンランを開始。

10ターン目。熊&鮭待ちの状況で場に出ていたのは狐&ヘラジカ。
野生動物の再抽選で鮭がなんとか出てくれました。

Everdell AIとの対戦④秋【最終回】



ハリネズミ(まあまあ):秋のはじめ、29点
かめ:夏の終わり、32点
リス:秋の終わり、42点
ねずみ:秋のはじめ、30点


小枝:2→4→1(木彫師の効果で勝利点に3点分変換)
樹液:0→1
小石:0
果実:1→3
そして、倉庫に小枝3、樹液4、果実2がある状態で秋がスタート。


まずは任意の資源×2のスペースを押さえる。倉庫にない小石×2を獲得する方向で。


ここで、勝利点トップのリスがゲーム終了。
42点がひとまず優勝争いの目安ということになるものの、かめが豊富な資源を持っているので、このあと点数を伸ばしてきそうな予感。道化師の送り先を間違えたかもしれない(笑)。


まずは42点に追いつかなくては。とうとう牢獄を使う時が来た。


夏の終わりから秋のはじめに小枝を4つも集めてくれた船頭ガエルを泣く泣く(?)牢獄へ。-3コストで時計台を建設し・・・


特殊イベント「活発な街」を達成。労働者を手元に戻して行動回数を回復。


そうしている間に、かめがリスを抜いて勝利点トップに。現状11点差で、労働者数も資源もまだまだあるので点数がさらに伸びそうな予感。
永遠の樹を出せば高得点が見込める状態とはいっても、この位置から届くのか・・?


広場に収穫者を発見。倉庫の果実×2とあわせれば、もう1ペア作れる・・取られる前に確保。


そして倉庫の資源を回収。これで小枝4、樹液5、小石1、果実2に。
さらに広場にふたたびクレーンが登場したので他のプレイヤーに取られる前に建設。


ここで、かめが修道院の効果を使った影響で小枝と樹液が1つずつ届く。そして果実を使って収集者を呼び寄せて2ペア達成。これでリスの得点に追いつく。
それでも1位とは11点も差がある。4位のねずみも資源は豊富なのでまだわからない。


何となく勝負のポイントになりそうな局面。
クレーンと牢獄(歴史家)を使えば資源6(=小石6)が手に入るので、永遠の樹+城が建てられて、+7(4+5-1-1)で50点。スペースは13/15。
永遠の樹の効果で任意の動物をコストなしで呼べるので、手持ちのカードを果実に交換しておいて(果実×3)医者を呼べば7点加算できて57点。スペースは14となって残り1つ。残り資源が0になるけど、労働者は3人残っているから細かく勝利点を稼げばなんとかなるのでは・・?


と考え、まずは永遠の樹をクレーンで建設して50点に。
永遠の樹の効果で紫のカードの枚数ぶん勝利点が加算されるのを計算に入れていなかった・・
これで勝ったのでは?資源的に他のプレイヤーが建てるのは無理なので、次のターンで城を建てれば終わり、と思っていたら・・・


ねずみが城を建設。あとで見返すと、クレーンを温存していた模様。
相手の状況を確認しておけばよかった・・・。
というよりも城を先に建てるべきだったと反省。


医者と収穫者を残して6枚捨てて、果実×3を入手。


そして医者を出して57点。だいぶ差が詰まってきた。
ただ広場と手持ちのカードと、残りのスペースを考えると・・・
歴史家を牢獄に移動→鉱山+倉庫だと追いつくだけでスペースが埋まってしまう。こちらは労働者を3人残しているので、カードを引きつつ勝利点を加算できる方法がとれるものの、かめがさらに点数を稼いだら届かない可能性も・・
と、この方法が残っていたことに気付く。


労働者を使って小枝×2+カードを獲得。
このタイミングでかめもゲーム終了。ねずみとかめの得点差は11点あるので、この状況からの逆転はたぶん無理。心配しすぎだったのかもしれない。


歴史家を牢獄に送り、リスの掃除屋を呼び寄せる。
リスの掃除屋の効果で木彫師の効果を使い、小枝×3を勝利点3に変換する。この方法なら61点まで伸ばせて、さらにスペースも1個空いた状態。
ここでねずみもゲーム終了したので、勝ちが確定。


その後点数を積み増して、ゲーム終了。


まとめ

ドロー運がよかった。
手元より広場のカードを優先して出しましょう。

Everdell AIとの対戦③夏



ハリネズミ(まあまあ):夏のはじめ、9点
かめ:春の終わり、12点
リス:夏の中ごろ、15点
ねずみ:春の終わり、11点


資源が足らない・・・


カードの枚数は十分なので、資源と交換。
小枝と果実を1つずつ入手して、移動遊園地→道化師を狙う方向で。


移動遊園地+歴史家の効果でカードを3枚ドローして、農場を獲得。さらにはほかのプレイヤーからカードを1枚入手。生産系のカードが集まってきたので、これらをどう出していくか・・・まずはさっさと道化師を出してしまおう。
あらためて点数を確認したら最下位だ・・・。


かめ:生産は整っていてまだ春(残り手番が多い)。残りのスペースはあと6個と3人の中では最も少ない。
リス:点数は高くスペースは多いけど生産が今一つ。季節も進み気味。今後伸び悩むのでは?
ねずみ:生産はやや疑問な一方、まだ春でスペースも8つ残っている。
とすると、かめかねずみか・・・


今後伸びてきそうな、ねずみに送ることに。


任意の資源×2が空いているので、ほかのプレイヤーに使わせない意味も含めてこの場所を確保。
すぐに農場を建てるなら小枝×2だけれど、小枝は獲得しやすいのでここは果実×2を選択。
これで小枝×2+カード→農場→収穫者→収集者が確定。


農場を出したところで、収穫祭イベントの条件を(移動遊園地を出した時点で)達成していたことに気がつく。ほかのプレイヤーが達成していなくてよかった。
点差がだいぶ離れてしまったので、少しでも追いつかないと・・・。


収穫者+収集者のペア成立で7点。やっと2位に浮上。
直前に広場に出てきて、手に入れようと思っていたリスの掃除屋もドロー。
(1位が35点で、残りの3人が23点で並んでいるだけ)


リスの掃除屋を呼び寄せて倉庫の中身を充実させる。さらに、歴史家の効果で時計台をドロー。これは、特殊イベントを達成できるのでは・・?


ほかのプレイヤーからプレゼントされた船頭ガエルを出して・・・


秋へ。
生産系統が充実したので、かなりの資源の収穫が見込めそう。
ただ順位は最下位。ここからどのくらい追い上げられるのか?

Everdell AIとの対戦②冬から春



スタート直後

初手番になった様子。
手札は・・・強力なカードが揃っているけどコストが高くて最序盤では微妙かも。
資源を増やしたいので、まずは樹液精製所の建設かなぁ。


ちなみに特殊イベントはこんな感じ。手札を考えるとすぐには達成できなさそう。
というわけで、労働者を任意の資源×2に送って樹液+小石を1つずつ獲得し、樹液精製所を建設。そして建設時のボーナスで樹液を1つ獲得。


宿屋の主人を呼んで、その効果で他の動物を呼ぶこともできるけど、今の時点ではいまひとつな感じ。
仕方がないので、小石+カード×3を選ぶことに。


クレーン(小石×1で建てることができ、さらに捨て札にすることでコスト3までの建物を建てられる)を引き当てる。
さっそくクレーンを建設し、その効果で牢獄を建て、野伏せをノーコストで呼び寄せる。


野伏せの効果で労働者を移動できるので、小枝+樹液×2に移動して資源を獲得。


牢獄の効果はこのとおり。動物1人と引き換えに、3コストぶんの資源が得られるので、永遠の樹など高コストの建物や動物を呼ぶ際に活用できるかも。


野伏せに牢獄に入ってもらうことで、何らかの建物や動物を出せないこともないけど、そうまでして欲しいカードも無いかなぁ。
ということで、春へ。



引き続いてこれというものがない・・。
小枝×2+カードを選ぶことで、牢獄を活用しての永遠の樹→王という選択肢もあると思いつつ、小石+カード×3を選択。


伝書バト、樹液精製所、歴史家の3枚が手元に。
すでに旅人や伝書バトを出している状況なら、牢獄を使って広場にある時計台→歴史家が考えられるものの・・・
出しづらくなったカードが増えてきたので、カードを捨てて資源を手に入れることに。


カード2枚と任意の資源を1つ交換できるので、4枚捨てて、果実を2つ入手。そして歴史家を呼び寄せる。


ちょうどその頃、リスが早々と永遠の樹を建設したとのこと。早速移動遊園地を建てて、道化師を派遣しよう(-2点)とかちょっと考えてしまう(笑)。
収穫者はあってもいいかな・・とか思いながら小枝×2+カードを選んだら収穫者が引けてしまった。


そして広場に倉庫が出てきたので、ここまで貯めた資源を使って建てて・・・


木彫師をノーコストで呼び寄せ。小枝がもう1つあればもう1点勝利点を加算できたのに残念。


自分の手番が回ってきたところで、広場に収集者(農場がある状態で収穫者とペアを組めるとボーナス点が加算)が。手札の上限は8枚なので、これは夏に進め、という天の声なのかもしれない。


収集者と、使われると面倒な道化師をキープして夏へ。

Everdell AIとの対戦①

投稿なしが続くのもどうかと思ったので・・・
ヘッダ画像でも使っているEverdellでのAI対戦リプレイを書くことにしました。

デジタル版(Steam)はこちら:
https://store.steampowered.com/app/1722840/Everdell/

ボードゲームのオリジナル版はこちら:
https://www.tabletoptycoon.com/products/everdell-standard-edition-3rd-edition

ボードゲームの日本語版はこちら:
https://arclightgames.jp/product/%e3%82%a8%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%ab/


概要

ルールは省略します(多くの人が書いているはず)。

自分の町の労働者を使って資材を集め、建物を建てて動物を集めます。
建物・動物ごとに異なる効果があり、すぐに効果を発揮するものや、労働者を置くことで効果を発揮するもの、建物や動物の数によって効果が異なるものがあります。
建物を建てると、その建物に関連のある動物を資材なしで呼び寄せることができます。
冬から始まり、1年たった時点で(次の冬が来た時点で)勝利点の最も高いプレイヤーが勝ちとなります。


新規ゲームの作成

今回はAI×3の4人対戦、AI難易度:難しい、拡張なしとしました。

ゲーム作成画面。難易度は難しいを選択、拡張のチェックは外し、AIの人数は3人としました。